2012年7月18日　　ワイヤレス・ビデオ・ストリーミング・ソリューション

アイウェーブはi.MX53プラットフォームで動く、カスタム・ビルドのiOS アプリケーションを開発し、iPadやiPhoneでのビデオ・ストリーミングを可能にしました。
　　　　　　　
ワイヤレス・ビデオ・ストリーミングは、3G/4G-LTEやWi-Fiの様な無線技術の進歩で著しく進展しています。
今日、ワイヤレス・ビデオ・ストリーミングは防衛やセキュリティ監視アプリケーションのみならず、民生、医療エレクトロニクスの様な分野にも拡大し、高精細のビデオ画像が遠隔のWi-Fi機器を介してストリームされモニタ及び分析されるようになりました。


　　　　　　　

ハードウエア及びボード・サポート・パッケージ：

• ハードウエアは、アイウェーブがFreescale i.MX53を使って開発
• カメラ接続用のUSBインターフェイスをサポート
• 無線接続用のWi-Fi モジュールをビルトイン
• ビルトインの VPU (Video processing Unit)及びIPU (Image Processing Unit) をサポート
• 撮影したビデオ画像をH264やMJPEGの様なフォーマットで高圧縮可能
• ホストOSとしてLinux 2.6.35を使用
• USBカメラ及びWi-Fiモジュール用のデバイス・ドライバを、Linux kernelにインテグレート　
• VPUドライバは、カメラで撮影したビデオ画像(YUYV 720x480p)をH264ビデオ・フォーマットに高圧縮するためのインターフェイスを提供

ストリーミング・アプリケーション：　

• ビデオ・ストリーミング・アプリケーションは、エンタテイメントや通信システムでストリーミング・メディア・サーバをコントロールするために設計されたネットワーク・コントロール・プロトコル
• ストリーミング・アプリケーションは、RTCP (Real Time Control Protocol)と連動してRTP (Real Time Transport Protocol)を使うRTSP<サーバとして動作
• RTPは、カメラ撮影のエンコードされたビデオ・データをネットワーク経由でUDP (User Datagram Protocol) パケットにより配信
• RTCP は、RTPデータ・フローの帯域外データ及びコントロール情報を提供

アプリケーション仕様：　　　　

• カメラからストリームされたビデオが、デスクトップPC 及びiPad で見られる。
• i.MX53プラットフォームとPCをUSBケーブルで接続し、ビデオ表示アプリケーションを動かすことでWindows PCによる閲覧が可能。
• 複数台のiPadに対する同時ビデオ・ストリーミングをサポート
• USBカメラのボタン・イベントを処理、送信
  

iOS アプリケーション：　

• iPad の受信側アプリケーションは、RTSPベースのクライアントとして開発
• アプリケーションの開発は、Objective C言語を用いてMac/XCode 4.1環境で実施

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