iWave iWave Japan Inc.
TOP
会社情報 事業概要 製品 サービス パートナー リクルート お問い合せ

プレスリリース

2012年12月6日  アイウェーブはi.MX6 WEC7用に DirectShow 変換フィルターを開発しました

アイウェーブは、i.MX6 プロセッサを使用したWEC7 (Windows Embedded Compact 7) 用に DirectShow 変換フィルターを開発しました。

MicrosoftのDirectShowのようなマルチメディア フレームワークは、プロセッサ プラットフォームが備えているハードウエア VPU (video Processing Unit)を効果的に活用するアプリケーションの作成を可能にし、全体的なシステム性能を向上します。
H264やMPEG-4の様な高圧縮データフォーマットをビルトインサポートするプロセッサ技術の進歩により、組込み機器にビデオ/オーディオの再生、ストリーミング等のリッチなマルチメディア機能が可能になりました。



Direct Show マルチメディア フレームワーク

DirectShow は、メディアを再生、キャプチャするパイプラインを提供するミドルウエア アーキテクチャで、ローカルストレージ或いはネットワーク経由のストリーム源から或いはカメラからのマルチメディアコンテンツを再生することが可能です。
アーキテクチャは、カメラ、ネットワーク、ストレージデバイス等のソース及びAVI、MP4、MP3等の各種フォーマット及びディスプレイ、スピーカ等の機器をサポートするように設計されています。

MicrosoftのDirectShowは、以下のような各種フォーマット用のコーデックをサポートしており、マルチメディアストリームを高性能で再生することが可能です:
 ・ Advanced Streaming Format (ASF)
 ・ Motion Picture Experts Group (MPEG)
 ・ Audio-Video Interleaved (AVI)
 ・ MPEG Audio Layer-3 (MP3)
 ・ Waveform Audio (WAV)
 ・ Windows Media Audio and Video (WMA and WMV)

DirectShow は、マルチメディアデータを管理、操作するためフィルターを使用します。
これらのフィルターは、次のような働きをします。

 ・ ストレージ、ネットワーク及びカメラ等のソースデバイスからのデータをリード (ソース フィルター)
 ・ 構文解析(ソース/パーシングフィルター)
 ・ エンコーディング/デコーディング(変換フィルター)
 ・ フォーマッティング(変換フィルター)
 ・ レンダリング(レンダリング フィルター)

DirectShow ベースのメディアプレーヤアプリケーションは、フィルター グラフ マネージャー(FGM)によりソース/変換/レンダー フィルターと接続して作成されます。
あるフィルターの出力は、一つ以上の他のフィルターに配分されます。フィルター グラフ マネージャー(FGM)でフィルター グラフを作成することで、DirectShowを各種の入出力変換の媒介として使用することが出来ます。


変換フィルターの細部実装:

一般的に、プラットフォーム上のハードウエアデコーダの利点を発揮するためには、オーディオ/ ビデオ デコーダ フィルターを実装する必要があります。
また、プラットフォームに特別な要求(例えば、迅速な処理のために指定のビデオメモリに書き込む)がある場合レンダーフィルターが必要になる場合があります。
その代わりに、OSが提供するソフトウエア レンダーを使用することも可能です。

アイウェーブのDirectShow 変換フィルターは、i.MX6プロセッサのVPUを介してエンコーディング/デコーディングを実行します。

i.MX6 のビデオ プロセッシング ユニット(VPU)は、高性能マルチ—スタンダードビデオコーデックで、 H.264、VC-1、MPEG-4 SP/ASP、H.263、MPEG-1/2 MP、Divx (Xvid)、MJPEG BP (max. 8192x8192)を最大フル-HD 1920x1088 @30fpsでデコードできます。
また、H.264、MPEG-4 SP、H.263、MJPEG BP (max.8192x8192)を最大フル-HD 1920x1088 @30fpsでエンコードできます。VPUは、複数のビデオクリップをマルチプルスタンダードで同時にエンコード/デコードできます。




上記のフィルター図式は、デコーディングの動作を示しており、ビデオ/オーディオ フィルターによるエンコーディングについても同様のフィルター図式となります。

変換フィルターは、i.MX6プロセッサ用のマルチメディアパッケージとしてソースフィルター、各種メディア形式用のパーサーフィルター及びビデオレンダーフィルターとインテグレ―ト されて完成します。
マルチメディアパッケージは、DirectShow 対応のどんなアプリケーションでもハードウエアコーデックでビデオをレンダーするため、総合的なシステム性能が向上します。

  詳しくは、営業へお問い合わせ下さい。


                                           プレスリリーストップへ




Copyright(c) iWave Japan, Inc. all rights reserved.