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プレスリリース

2014年4月30日 組み込みシステム用バッテリーを長持ちさせる方法


小型のスマートフォンやタブレットではバッテリーを長時間使用できることが特に重要であり、このため、ハードウエア・ソフトウエア両面からの”効率的なパワーマネジメント”を行う必要があります。

まず、組み込みシステムの構成を見てみましょう。
多くのペリフェラル回路が搭載されていることがわかります。
(すべての図はクリックすると大きくなります。)



次に、ハードウエア上で働くOSの”効率的なパワーマネジメント”を検討しますが、ここではAndroidを例にとりましょう。
(GoogleやLlinuxでも”効率的なパワーマネジメント”が行われています。)



下層にあるLinux kernelにはパワーマネジメント機能がビルトインされています。
・ Suspend and Resume
  Suspendは一時停止時、また、Resumeは電源”断”から再開時に以前のメモリー内容を記憶する
  ことによる省エネ機能です。
・ CPU Idle
  CPU Idleは、CPUが実行すべきオペレーションがない時に、WAIT、 STOP、 Standby、Deep sleep
   mode 等により省エネをする機能です。
・ Runtime power management
  Runtime power managementはIOデバイスのオペレーションが終わった時などに省エネをする
  機能です。
・ Dynamic frequency and voltage scaling
  Dynamic frequency and voltage scalingは、Performance、Powersave、Ondemand、Conservative、
  Userspaceの状態に応じてCPUの動作周波数及び動作電圧を変える機能です。

Linux kernelによるパワーマネジメントの他にAndroidのアプリケーションレベルでも、
"WAKE_LOCK_SUSPEND"、"WAKE_LOCK_IDLE ”と呼ばれる方法で省エネが行われています。



これらの他に、以下のような”効率的なパワーマネジメント”があります。
・ 近接センサーを利用してLCDの輝度を変える。
・ 外付けのパワーマネジメントチップを使用してCPUの状態に応じてペリフェラルの電圧を下げる。
・ コアレギュレータを使用してCPUがアイドル状態の時にコアとメモリーの電圧を下げる。
・ パワーを使用するアプリケーションをモニターしてユーザーに知らせる。
・ Wi-Fi、GPS、その他のパワー消費の大きなデバイスのパワーマネジメントを行うアルゴリズムを
  導入する。

 
    
詳しくは、営業へお問い合わせ下さい。  

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