下層にあるLinux kernelにはパワーマネジメント機能がビルトインされています。
・ Suspend and Resume
Suspendは一時停止時、また、Resumeは電源”断”から再開時に以前のメモリー内容を記憶する
ことによる省エネ機能です。
・ CPU Idle
CPU Idleは、CPUが実行すべきオペレーションがない時に、WAIT、 STOP、 Standby、Deep sleep
mode 等により省エネをする機能です。
・ Runtime power management
Runtime power managementはIOデバイスのオペレーションが終わった時などに省エネをする
機能です。
・ Dynamic frequency and voltage scaling
Dynamic frequency and voltage scalingは、Performance、Powersave、Ondemand、Conservative、
Userspaceの状態に応じてCPUの動作周波数及び動作電圧を変える機能です。
Linux kernelによるパワーマネジメントの他にAndroidのアプリケーションレベルでも、 "WAKE_LOCK_SUSPEND"、"WAKE_LOCK_IDLE ”と呼ばれる方法で省エネが行われています。