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プレスリリース

2014年12月16日 i.MX6 Sabre SDP用WEC7 OSのブートタイムを短縮

アイウェーブは, Freescale社のSABRE SDP/Bプラットフォーム用WEC7 BSPのブートタイムを、ディスプレイ、タッチ・ドライバ サポートで小さなOSイメージの場合は3秒以内に、また基本的なドライバ及びOSコンポーネントをサポートした場合でもブートタイムを8秒〜10秒以内にしました。

ブートタイム短縮の必要性
WEC7は、オートモーティブやヘルスケアの様なアプリケーションに使用されるリアルタイムOSで、例えば、車載のリアビュー・カメラ・システムでは、バックギアを入れると同時にデバイスがスタートすることが求められ、2〜3秒以内にデバイスをブートしカメラアプリケーションをスタートする必要があります。

     

ブートタイム各段階での短縮(最適化)の方法
(1)ブートローダ (eboot):
   ・ブートローダで必要でないハードウエアの初期化コードを削除
   ・ブートデバイスがmicro-SDであればNANDの初期化は不要であり、不要なコードを削除
   ・Eboot内にあるebootメニューは、WEC7 OSのエンド製品では不要であり、これを削除
   ・デフォルトのスプラッシュスクリーンを削除

(2)ブートデバイス(Micro-SD等)からRAMにOSイメージをコピー:
   ・OSイメージがRAMに素早くコピーできるように不要なコンポーネントを削除
   ・OSサイズを小さくするため不要なレジストリキー、dllやライブラリを削除
   ・ランタイム・イメージファイルを小さくするため、バイナリ・イメージ・ビルダー (.bib)ファイルを最適化
   ・OSのコピーサイズを小さくするためMulti-BinFS OSバイナリを実行
   ・コピー時間を短縮するため、ブートローダに圧縮/解凍メカニズムを持たせる

(3)OAL レイヤ:
   ・不必要なハードウエアを実行するコードを削除
   ・eboot で既に行っている初期化はスキップ
   ・もしwait/loop/delayがあればこれを削除。
   ・不要なシリアル・デバッグ・プリントを削除

(4)ドライバの初期化及びシステムファイルのマウント:
   ・不要なドライバはすべて削除
   ・OSブート後に適用できるドライバ(USB,センサ等)をロード
   ・OSがブートするのを待っている間の適切なスプラッシュスクリーン/プログレス・バーを使用
   ・不要なシリアル・デバッグ・プリントを削除


                           詳しくは、営業へお問い合わせ下さい。 



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