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プレスリリース

2016年9月16日 IoT技術による鉄道信号設備の遠隔監視システム


アイウェーブ・ジャパンは鉄道信号設備メーカーと共同してIoT技術による鉄道信号設備の遠隔監視システムを開発中です。
このシステムは海外の鉄道で運用されている電子連動装置(信号、ポイントの切り替えを制御する装置)のデータをインターネットで接続し、日本にある鉄道設備メーカーの遠隔監視装置で、情報処理をして、鉄道の安全運行に必要な情報をリアルタイムに提供することを目的としています。

システムの必要性

鉄道信号設備メーカーが海外で受注した鉄道設備の保守点検を実施する場合、現地で点検員が定期的に保守を行うと、保守点検費用に膨大なコストがかかります。
従来、鉄道事業者は、鉄道信号設備のインターネット接続はハッキングの可能性があるという理由から採用しておりませんでしたが、安全性を確保したインターネット接続による遠隔監視システムを構築して、安全性を向上し、コストの削減を実現することがぜひ必要です。

システムのイメージ
 
アイウェーブの役割

  • 鉄道信号設備(ハードウェア)及び遠隔監視ソフトウェアの開発
  • 日本のインターネット通信環境での遠隔監視システムの安定稼働実証試験
  • 電子連動装置と遠隔監視システムを接続するためのインターフェイスの追加と評価、試験
  • 試験運用におけるシステムの実証試験及び評価
  • リグレッションテスト(プログラム変更に伴う確認試験)


アイウェーブが持つインターネットの安全確保のための技術

  • ファイアウォール、暗号通信による防護策
  • 電子連動装置に送るデータ線の切断、ドライバの対応による防護策 
    Ethernetドライバの修正と、Ethernetケーブルの配線を工夫することにより、遠隔監視システムから電子連動装置への送信の切断を実現した状態で、電子連動装置から遠隔監視システムへのデータ送信を可能にする仕組み。

今後の展開

この開発はJETROのグローバルイノベーション拠点設立等支援事業に採択されており、遠隔監視システムの有効性が確認できれば、日本国内外の鉄道システムにおいて採用が期待されます。
また、IoT技術を使用した遠隔監視システムは鉄道に限らず、色々な分野で活用することができます。

このシステムに興味をお持ちの方は営業までお問合せください。

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