RZ/G1Eボードを使ったEthernet経由のオーディオ・ビデオ・ブリッジング

Ethernet経由のAudio Video Bridging (AVB)は、オーディオとその他のリアルタイム・コンテンツをEthernet 経由で伝送する方式であり、信頼性が高く、同期性能に優れており、オーディオ及びビデオ・ストリーミングを低遅延で実現します。

Ethernet AVBによりユーザーは, Ethernetネットワーク・インフラストラクチャを共有するメリットを享受することが出来ます。 Ethernetはユビキタスであり、いかなる場所でも、誰でも既存のEthernetネットワークのメリットを利用できます。
AVBは、オートモーティブ・ストリーミングに使用されていますが、今日では更に産業用制御、教育、医療分野等の様々なアプリケーションが見受けられます。

アイウェーブはルネサス社のRZ/G1E CPUを用いたiWave RZ/G1E開発プラットフォームを使ってLinux 3.10.31バージョンで“Ether AVBビデオ・ストリーミング”のテストを行いました。
テストはHost PC-1から二つのビデオをG1E ボードにストリームして、一つのビデオをRZ/G1E ボードで再生、二つ目のビデオをG1E ボードからHost PC-2にストリームしてそれをHost PC-2のディスプレイ上で再生する方法で行いました。

下図はテストのフローを示しています:-

RZ/G1EボードはEthernetケーブルで二つのHost PCに接続されています。
Host PC-1はEthernet-1ポート(100/1000)経由でIPアドレスとG1E のポート番号を付与したVLCメディアプレーヤーを使って二つのビデオをG1Eボードに送ります。 G1E開発プラットフォームは、この二つのビデオを受信し一つのビデオをそのTFT上で再生し、他のビデオをGstreamer コマンドを使い、IPアドレスとHost PC-2.のポート番号を付与してHost PC-2 に送ります。 Host PC-2はこのビデオを受信してVLCメディアプレーヤーを使ってこれを再生します


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