OBD IIによる社用車の管理

社用車両を使用するビジネスでは安全性・移動経路の最適化・運行管理・定期整備など多くのことを管理する必要があります。

OBD IIは管理者が安全で効率的な車両の運用を容易に、ビジネスに有益な結果をもたらす情報を提供します。自動車が使用するエネルギーが化石燃料から電気エネルギーに変わりつつあるいま、新しい車両の運用方法が環境的な側面などからも注目を集めています。

Fleet management 1

OBD IIソリューションの特長

1.インテリジェントエッジコンピューティング:
OBDシステムを効率的に運用するためには、コンピュータを用いたリアルタイム処理とクラウドベースのデータ処理の2つが必要です。ARM Cortex A7 CPU(792MHz)搭載しているためエッジデバイスとして高度な分析を行えます。

2.エンドツーエンドのセキュリティ:
システムはその全体がセキュアに守られています。このためエッジで処理された情報をクラウドに引き渡し解析を安全に行うことが可能です。これらは高保証ブート(HAB)・安全なメモリ・専用HSM(ハードウェアセキュリティモジュール)で実現されセンサー・エッジからクラウドに至るまでセキュリティを確保します。

3.安全で信頼性の高いOver the Air(OTA)アップデート
デバイスのセキュリティを確保するには、機能およびセキュリティの対策がなされたソフトウェアが必要です。このソフトウェアの更新はMenderのようなデバイスを安全かつ確実にアップデートするためのオープンソースソフトウェアを使用することができます。

4.CANインターフェースとセンサーのサポート:
OBD IIモジュールはCAN FD・LS CAN・HS CAN・SW CAN・RAW CAN・などの各種CANインターフェースをサポートしています。CAN FD・LS CAN・HS CANは同時にサポートされ、その他のインターフェイスについても組み合わせて動作させることが可能です。更にSAE J1939によってリアルタイムにECUデータと獲得することが可能になり大型特殊車両の一括管理も行いやすくなります。また、そのような車両で必要になるセンサーはカスタム開発を行うことによって対応させることが可能です。(湿度センサー・温度センサー・モーションセンサーなど)

5.各種クラウドとの統合:
OBD IIデバイスはAmazon AWS・IBM Bluemix・Oracle・Microsoft Azure・Siemen’s Mindsphereなどの様々なクラウドプラットフォームとの通信とMQTT・HTTPS・TCP/IPプロトコルを用いたTCP/IPサーバーとの通信を行うことができます。これにより柔軟なデータの運用が可能です。

OBD II アダプター(4G通信対応)

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