ARINC 818-2は業界標準の高速シリアルプロトコルで、 デジタルディスプレイ情報や高速デジタルビデオディスプレイデータ通信に使われるファイバーチャネルへのマッピングを定義します。 このプロトコルは航空電子アプリケーション用に特別に開発されましたが、防衛、ヘルスケア、ネットワーク、セキュリティや輸送関連のアプリケーションでも使用されています。 アイウェーブのARINC FPGA IPはARINC 818-2仕様に準拠しています。 IPは独立した送信及び受信チャネルで構成されており、同時に何れか一方、あるいは両方を使用することが出来ます。 このIPのビデオ送受信ストリーミングインターフェイス仕様は、利用可能なFPGA専用のストリーミングIPとの統合や高スループットのビデオ転送アプリケーションの使用が容易になるように作られています。 FPGA開発ボード(アイウェーブ製))のカメラ/TV入力を使用したARINC IPの実装と検証 航空宇宙アプリケーションは現在多くの異なるビデオフォーマットを使用しています。 これらのビデオフォーマットはフレームレート、解像度、画素密度及びインターレース/プログレッシブビデオ方式が異なります。 これらのパラメータは全てIPユーザインターフェイスを介して設定が可能です。 アイウェーブのARINCは、アビオニクスディスプレイで使用されている全てのフレームレート、画素アスペクト比をサポートしています。 アイウェーブのARINC IPは、特定の解像度、フレームレートに限りません。 最大解像度は使用されるFPGAの送受信速度によります。 このためユーザは希望の解像度、フレームレートが可能な如何なるFPGAデバイスでも選定できます。 送受信接続ポートは、主要なFPGAデバイスの物理的送受信インターフェイス信号とマッチしており結合が容易です。
・ ビデオTX/RXインターフェイスとして使用するストリーミングインターフェイス ・ ビデオ入力フォーマット ・ 解像度は使用されるFPGA送受信機の速度に依存 ・ SXGA (1280x1024@60Hz) 解像度には2.5Gbps のデータレートが必要 ・ 画素フォーマット ・ Monochrome ・ RGB ・ YcbCr ・ RGBA ・ 画素アスペクト比 ・ 1:1、1:1.2、1.2:1、NTSC (約 8:9)、PAL (16:15) ・ フレームレート ・ 15fps、20fps、24、24 * 1000 / 1001、25 (PAL)、30、30 * 1000 / 1001 (29.97 NTSC)、 60、50、60 * 1000 / 1001 (59.94 NTSC)、50 (VESA DMT)、60 (VESA DMT)、 75 (VESA DMT)、85 (VESA DMT)、50 (VESA CVT)、60 (VESA CVT)、75 (VESA CVT)、 85 (VESA CVT) ・ 画素テーブル番号 ・ 8-bit コンポーネント、4コンポ―ネント/送信ワード ・ 画素アレイオーダー ・ 左から右、上から下 ・ ライン同期をサポート ・ 32-bit フルイメージCRCをサポート ・ ユーザ設定パラメータ ・ 行数、列数、ビデオフォーマットコード
アイウェーブはIPのテストを実施して性能を検証しました。 検証とテストは、ボードにあるLVDS LCDインターフェイス (解像度800x480)とカメラ入力インターフェイスを利用して弊社のFPGA開発ボードで行いました。 カメラ入力はARINCにストリームされ、ストリームされたデータは送受信装置の中でループバックされLCD上に表示されます。 ARINC IPは他のストリーミングビデオIPとインテグレートされ、下記のビデオフォーマットのテストを行いました: 1 カメラ入力 (PAL) 2 RGBプログレッシブ4:4:4 3 YCbCr プログレッシブ4:2:2 アイウェーブは、このIPのテスト用のレファレンス設計を提供いたします。 IPはリンク速度、ビデオ解像度、カラーフォーマット、細部補助データ、タイミング等のキーパラメータを定義するお客様のICD(インターフェイス・コントロール・ドキュメント)に基づき修正することができます。
・ 設計書 ・ RTLソースコード又はデバイス固有のネットリスト ・ テストベンチ ・ IPユーザガイド