ルネサスRZ/G1E搭載SODIMMモジュール

2016年7月15日 アイウェーブ・ジャパン株式会社はルネサス エレクトロニクス株式会社のRZ/G1E搭載SODIMMモジュールを提供開始します

組み込み製品&ソリューションプロバイダーのアイウェーブ・ジャパン株式会社(以下アイウェーブ)は、ルネサス エレクトロニクス株式会社(以下ルネサス)の最新のマイクロプロセッサ(MPU)であるRZ/G1E搭載のシステム・オン・モジュール(SOM)を提供開始します。

このSOMはRZ/G搭載SOMのロードマップに新しく投入される製品で、既に投入されているRZ/G1MおよびRZ/G1N(ARMR CortexRA15デュアルコア)搭載SOMに続いてリリースされる製品です。

本SOMは、ルネサス製MPUであるRZ/G1E(ARMR CortexR-A7 1.0GHzデュアルコア)を搭載します。RZ/G1Eは1080pのHDエンコード/デコード機能・3Dグラフィックス・ギガビットイーサーネットおよび2チャンネルのビデオ入力を備えています。

コンパクトな67.6mm x 37mm SODIMM規格で設計された本SOMは、2GBまで拡張可能な 512MB DDR3 RAMおよび拡張可能な4GB eMMCフラッシュを搭載します。また、-40℃から+85℃の産業用途向けの動作温度保証があり、Linux 3.10.31 BSPをサポートします。

また、迅速な試作品の開発やタイムリーなマーケットへの製品投入が可能となるように、100mm x 72mm Pico ITX規格のキャリアボードとSOMで構成された開発キットを提供します。キャリアボードはSOMとの組み合わせで量産にも対応可能であり、RZ/G1EのMPUの機能をすべて評価可能なコネクターを搭載しています。

「RZ/G1E 搭載のSOMはコストに最適化された、コンパクトでパワフルなソリューションです。RZ/G1E MPUはHMI・アクセス制御・産業用制御・ネットワークおよびハイビジョンカメラ・ホームおよびオフィスオートメーション・IOTゲートウェイ・POSなど様々な産業用途に理想的な低消費電力ソリューションです。」とアイウェーブシステムの アブドラカーン社長は述べています。

「ルネサスは、グローバルに幅広いモジュール製品を提供しているアイウェーブ社と、再び共同開発ができて嬉しく思います。新たな低消費電力のRZ/G1 MPUを搭載したモジュールを拡充することにより、世界中のお客様のLinux開発において最適なモジュールを提供できるようになると確信しております。」とルネサスのICT・ソリューション事業部長の富岡一郎氏は述べています。

(注釈) ARM及びCortex は、ARM Limited(またはその子会社)のEUまたはその他の国における登録商標です。 PowerVRTMは、Imagination technologies Limited(またはその子会社)のEUまたはその他の国における登録商標です。 全ての登録商標もしくは商標は、それぞれの所有者の財産です。

アイウェーブ・ジャパンについて

アイウェーブ・ジャパン株式会社は日本に拠点があり、バンガロールにあるアイウェーブシステムズが提供する組込システム開発や製品を日本国内に提供しております。アイウェーブシステムズはISO 9001:2008認証を取得した会社です。17年の実績があり、170名のスタッフが組み込みシステム開発を行い、世界中の産業、医療、オートモーティブ分野へのサービスを提供しています。アイウェーブは常に高集積、高性能、低電力、低コスト、標準/専用のSOMおよび開発プラットフォーム開発のイノベーターであり続けております。

RZ/G1E搭載SODIMMモジュールを提供開始プレスリリース(PDF)