NXP i.MX7シリーズプロセッサ用の WEC2013 BSP
2016年8月3日 アイウェーブはNXP i.MX7シリーズプロセッサ用の WEC2013 BSPを提供開始します |
アイウェーブは NXPのi.MX7D SDPボード用のWEC2013 (Windows Embedded Compact 2013)BSPを提供します。この技術によりi.MX7x ベースのカスタムボードでもWEC2013 BSP をサポート出来るようになりました。
i.MX7 シリーズは、高度にインテグレートされたマルチマーケット用のアプリケーションプロセッサでありIoTにおけるセキュアでポータブルなアプリケーション用に設計されました。
またi.MX7シリーズは汎用のプログラマブル処理にARM CortexR-A7およびCortex-M4コアの両方を使用する市場初のデバイスです。
WEC2013はスリム化され、コンポーネント化されたオペレーティングシステムです。
x86 およびARMアーキテクチャをサポートすることでWEC2013はデバイスメーカーの市場投入時間を短縮する柔軟でリアルタイムなサポートを提供します。
また、同時に開発技術者の生産性の向上を図るようマルチタッチインテリジェントシステムを実現しています。
NXP i.MX7x プラットフォームのWEC2013:
WEC2013は最新バージョンのVisual Studio、ネットワーキングスタックやXAMLをサポートする等の多くの新しい機能を持っています。
この最新バージョンのVisual Studio 2012には新しいARMコンパイラおよび最新のCランタイムバイナリを含んでいます。
最新のWEC2013 OSではBSP および環境は以下のような改善が加えられました:
- Visual Studio のプラットフォームビルダおよびアプリケーションビルダ
- .NET Compact Framework Version 3.9のサポート
- マルチプロセッササポート(SMP)
- OS内のハードリアルタイムサポート
- 高速ファイルシステムのサポート
- ネットワーキングスループットの向上
- ファーストブートおよびスナップショットブート
BSPがサポートする各種ペリフェラル機能:
- PQOAL (Production-Quality OEM Adaptation Layer)
- Debug UART
- LCD
- HDMI
- I2C
- Ethernet
将来的にはWEC2013 OS でi.MX7D SDPボードの全ての基本ペリフェラルをサポートする予定です。
またi.MXシリーズプラットフォームでのWEC2013 BSP のカスタマイズによりi.MX7D SDP やi.MX7 シリーズプロセッサベースのカスタムハードウエアのペリフェラルもサポートします。
アイウェーブは以下のi.MX7x プラットフォームのWEC2013 BSPをサポートしています。
- i.MX7D SDP 用のWEC2013
- i.MX7シリーズプロセッサを使用した各種カスタムボード用のWEC2013